【雑記】音楽を楽しむという原点を忘れていませんか?

我々は、音楽を音楽として楽しむことができているだろうか。音楽ではなく機材が好きになっていないだろうか。いつの間にか周波数のグラフで音を判断したり、積んでいるドライバーの多さやハイブリッドさで音を測っていないだろうか。さらに言えば、「低域が出て迫力がある」、「高域の伸びが美しい」、「音場が広い」とか、イヤホンメーカーの音のチューニングでや帯域別の個性で”音楽”を味わっている、と思っていないだろうか。ますます、音楽ではなく音に対して定量を求めたり、出てくる音の分析を行うようになっていないだろうか。それは、純粋に”音楽を聴くことが楽しい”と感じていた頃から乖離していないだろうか。ライブに行って生演奏を聴いて感動したり心にしみわたるのは、特定の定量的な周波数があるからではなく、その場でアーティストの熱量や想いを感じ取ることができるから、ではないだろうか。世の中のイヤホンや最近のHiFiな風潮を全否定するつもりはない。ただただ音楽を聴く/音楽を楽しむ、ということの原点や原体験を忘れてはいないだろうか、と問いかけたい。

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